ジブリ美術館 ジブリ美術館

マンスリーレポート

三鷹の森ジブリ美術館 2023年6月  マンスリーレポート

美術館の外観をピックアップ カラフルに塗り分けられた外壁に注目♪

めいとこねこバス

 井の頭公園の木々に囲まれた中にたたずむ、鮮やかな外観が特徴のジブリ美術館。その壁は9色で、左官職人さんがこてを使った手作業で丁寧に塗り分けた曲線で彩られている。この壁を仕上げた横山和弘氏によると、「色の塗り分けが曲線なのも、僕の知る限りここだけ。また建物の内部は、壁と天井が丸くつながっている。すべてが左官の“常識破り”なんです」(『三鷹の森ジブリ美術館 図録』より)とのこと。宮﨑駿監督だからこその発想によって誕生した外観を見て、手でその質感に触れて楽しんでほしい。

子どもの粘土がヒントになった曲線

▲外観を作る上でのヒントになったのは“子どもの粘土”。「いろいろなきれいな色が層になって重なっている粘土があるんです。あれを見て、おいしそうだなと思って(笑)」と宮﨑監督。遊び心に満ちた外観は、屋上へのテラスのあたりから眺めて見ると、奥のガラスに色が反射してまた違った表情を見せてくれる。

近くに寄るとわかる、独特のテクスチャー

▲美術館の壁の魅力の1つと言えるのが、ザラザラっとしたテクスチャー(質感)。大小さまざまな粒度の白い砕石などを独自にブレンドすることで、オリジナルの色や質感を実現している。なお、青色はちょっと見つけにくい場所にあるかも?

さがしてみよう

Photo/村上宗一郎

©Museo dʼArte Ghibli

(月刊ローチケ6月号 掲載)


※過去のマンスリーレポートにて掲載の内容に関しまして、既に終了しているイベント・展示・メニューがあります。
予めご了承願います。

◆チケットは事前予約制◆

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