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マンスリーレポート

三鷹の森ジブリ美術館 2024年6月  マンスリーレポート

合計206点のレイアウトを展示! 企画展示「君たちはどう生きるか」展 第二部 レイアウト編 開催中!

アニメーション制作現場の第一歩
貴重なレイアウトに宿る制作陣の汗と熱量を感じる企画展示

 企画展示「君たちはどう生きるか」展の第二部 レイアウト編が開幕した。レイアウトは、各カットの詳細な設計図となるもので、本作では担当原画アニメーターが描いたもの全てに、宮﨑駿監督や本田雄作画監督らが確認・修正を加えていった。その後は複数のスタッフによる分業で制作していくため、申し送り事項も含め、1枚のレイアウトにはさまざまな指示がつめ込まれている。
 展示されるレイアウトは計206点。カットごとに、サイズもさまざま。この世には存在しない映像をこれから生み出すのだ、という熱き思いが込められた一枚一枚のレイアウトを見ると、手描きの絵が持つ独特の迫力を感じられるだろう。

▲制作者たちが心血を注いでつくり上げた跡を探してみてほしい

紙上に残された制作陣の魂

 展示されているレイアウトには、アナログだからこそのさまざまな痕跡が残されている。直しの入った箇所の消しゴムの跡、美術スタッフが正確に背景画を写すために使った鉄筆の溝、多くの人の手を渡ったからこその紙のヨレなど、描いては消され、描き直され、指示が書き足されたことでできた“汚れ”は、制作陣の息吹と魂そのもの。

(月刊ローチケ6月号 掲載)


※過去のマンスリーレポートにて掲載の内容に関しまして、既に終了しているイベント・展示・メニューがあります。
予めご了承願います。

◆チケットは事前予約制◆

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