マンスリーレポート
【NEW】三鷹の森ジブリ美術館 2025年11月 マンスリーレポート
企画展示室 11/19[水]より新展示開幕
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企画展示室にて、11月19日より「『山脇百合子の仕事部屋』展~ごちゃごちゃから見えるもの~」がスタートする。本展示では、絵本作家、挿絵画家としてスタジオジブリとの関わりが深い山脇百合子さんの“仕事部屋”が再現される。
◆子どもの本の世界に新しい風を吹き込んだ◆
映像展示室「土星座」では、中川李枝子さん作、山脇百合子さん絵の童話『いやいやえん』の中の一話「くじらとり」や、絵本『たからさがし』が原作の映画が上映されている。これ以外に、スタジオジブリでは、お二人の絵本『そらいろのたね』を、1話30秒全3話、合計90秒という形式で映像化している。これら3つのお話は、宮﨑駿監督が「どうしてもアニメーションにしてみたい」と熱望した作品だったとのこと。子どもへのあふれんばかりの愛情を作品に注ぎ込む山脇さんの姿勢は、スタジオジブリの映画制作に向かう姿勢と重なり、それはアニメーション業界に新しい風を持ち込んだ、高畑勲監督や宮﨑駿監督にも通じるものがある。高いこころざしを持ち、多くの贈り物を届けてきた山脇百合子さんの仕事を、ジブリ美術館ならではの展示を通して楽しんでほしい。
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© Kentaro Yamawaki © Akemi Yoshihara © Museo d'Arte Ghibli
(月刊ローチケ11月号 掲載)
※11/18[火]まで展示替え休館
※12/27[土]〜1/2[金]は年末年始休館
※過去のマンスリーレポートにて掲載の内容に関しまして、既に終了しているイベント・展示・メニューがあります。
予めご了承願います。
◆チケットは事前予約制◆



