MACHI café

Menu

一粒のコーヒー豆からお客さまのもとにお届けするまで
MACHI caféの品質管理と持続可能性への取り組み

イメージ画像

店内淹れたてコーヒーサービス「MACHI café」は、一粒のコーヒー豆からお客さまのもとにお届けするまで、豆をはじめ、ミルクや焙煎方法、抽出機械など、品質管理と社会・環境への配慮を徹底しています。一杯のコーヒーにはローソンのこだわりが詰まっています。

 

ブラジル・イパネマ農園の様子
ブラジル・イパネマ農園の熟成豆をはじめ、コーヒー豆を厳選

写真はイメージです

それぞれの豆の個性を引き出す最適な方法で焙煎のイメージ画像
それぞれの豆の個性を引き出す最適な方法で焙煎

写真はイメージです

ミルクのイメージ画像
自然なコクと甘みがある生乳100%使用の牛乳

生乳は加熱処理しています

品質面

「接客」へのこだわりから誕生

ローソンのコーヒー実験販売店の中でも、コーヒーが特によく売れていたお店にMACHI caféの開発のヒントがありました。そのお店は接客が素晴らしく、お客さまとの信頼関係ができていました。そこで、接客にこだわるMACHI caféの方向性が決定。コーヒーを抽出するマシンや販売体制の検討が始まりました。

お客さまの求める味を追求

お客さまに最適な味を求めてPontaカードのデータを徹底分析。コーヒーは忙しい仕事の合間に「一息つきたい」と感じる中高年男性に、カフェラテは女性に人気がある――といったデータをもとに商品化していきました。

ポンタカードとコーヒー・カフェラテの画像

農園・生産地域を指定

MACHI caféのコーヒーは、一粒のコーヒー豆から出荷までしっかり管理ができる4つの国の指定した農園または生産地域の豆(アラビカ種)を使用することで、高品質で甘くやさしい口あたり、華やかな酸味とフルーティな味わいを実現しました。

農園・生産地域のイメージ画像

焙煎・ミルクへのこだわり

それぞれの豆の個性を引き出す最適な方法で焙煎。カフェラテのミルクには生乳100%使用の牛乳のみを使い、自然なコクと甘みを味わえます。

生乳は加熱殺菌しています

エスプレッソマシン

豆本来のおいしさを味わっていただくために、エスプレッソマシンで抽出。コーヒーの主な抽出方法には、ドリップ抽出、サイフォン抽出、エスプレッソ抽出などがあります。MACHI caféは、エスプレッソ抽出により、挽きたての豆に高い圧力をかけて一気に淹れることで、豆本来の味わいを引き出しています。

商品開発 原材料調達 製造 販売
商品開発 原材料調達 製造 販売

社会・環境面

安全・安心、環境にも配慮

商品開発に当たっては、味わいや品質へのこだわりのみならず、社会や環境面で配慮するように努めています。お取引先さまにも商品の安全・安心はもちろんのこと、人権や環境への配慮等をお願いしています。

レインフォレスト・アライアンス認証農園産コーヒー豆のみを使用

生産者・労働者の人権向上に取り組み、自然資源や環境に配慮した農法を利用したレインフォレスト・アライアンス認証農園産のコーヒー豆のみを使用しています。この認証は生産者がより持続可能な農法に従い、厳しい環境、社会、経済の基準を満たした農園に与えられます。

モカブレンド、カフェインレスシリーズは対象外

イメージ画像

コーヒーかすをリサイクル

焙煎工程では豆を覆っている薄皮やコーヒーかすが廃棄物として排出されます。これらは肥料や牛の寝床にリサイクルしています。

イメージ画像

タンブラー持参でお得&エコ

タンブラーをお持ちになったお客さまには、ドリンクメニュー(一部除く)を10円引きでご提供。お客さまご自身のごみ(紙カップ)を減らすことにもつながります。

セルフマシン店舗は対象外です。

タンブラーの画像
商品開発 原材料調達 製造 販売
レインフォレスト・アライアンスとは

1987年に設立された国際的な非営利団体です。人と自然が調和の中で繁栄する世界に向けて活動しています。
レインフォレスト・アライアンス認証は生産者が動植物の生態系を保護し、生活を向上させ、農場労働者の人権向上を推進し、気候危機を緩和し適応する、より持続可能な農法に従っていることを意味しています。

レインフォレスト・アライアンスのロゴマーク
レインフォレスト・アライアンス コンソーシアムに参画

ローソンは、生産者、企業、消費者、その他の人々とともに、人と自然にとってよりよい未来を創ることを目指すレインフォレスト・アライアンスと、コーヒー、茶類、バナナなどの認証農園産製品を取り扱う企業が立ち上げた「レインフォレスト・アライアンス コンソーシアム」に参画しました。コンソーシアムではレインフォレスト・アライアンス認証の普及及び、より持続可能な農法で栽培された農作物を使用した商品の継続的な提供を目指し、「リツイートキャンペーン」などの取り組みを行っています。

MACHI café協力農園
ブラジル・イパネマ農園における取り組み事例
タネから出荷まで一貫して品質を管理しています

レインフォレスト・アライアンス コンソーシアムのイメージ画像

「イパネマ農園」とは

ブラジルの伝統的なコーヒー生産地ミナス・ジェライス州に位置する、世界最大規模の単一農園です。山手線の内側に相当する約6,100haという広大な大地でコーヒー豆を生産しています。その品質の高さは世界中の優良コーヒーバイヤーが認めるところであり、レインフォレスト・アライアンス認証をはじめとしたさまざまな認証を取得しています。
「コンキスタユニット」「カポエリーニャユニット」「リオベルデユニット」という標高や地形の異なる3つのエリアを活かし、それぞれエリアに合わせた品種や収穫方法を採用しています。

〈イパネマ農園概要〉

  • 所在地:ブラジル ミナス・ジェライス州
  • 農園面積:約6,100ha(東京ドーム約1,300個分)
  • 約3,200haがコーヒーの植付エリア、約2,000haが自然保護エリア
  • 植付本数:14,000万本
  • 生産量:年間11万袋(6,600トン)
  • 植付種:アラビカ種100%(アカイア種、ムンドノーボ種、ブルボン種等)
  • 認証:レインフォレスト・アライアンス認証(2004年取得)ほか多数
MACHI café協力農園、ブラジル・イパネマ農園の画像
イパネマ農園の概要画像

タネ~苗木

種~苗木詳細画像

開花~結実

開花~結実詳細画像

収穫

収穫詳細画像

精選工程

精選工程詳細画像

乾燥

合計80,000㎡の乾燥エリア、60機の乾燥機を備え、1日150トン(2,500袋)を超える処理能力を有します。
決められた水分値になるまで管理表を使って乾燥機ごと、時間ごとに管理します。

乾燥詳細画像

貯蔵&脱穀

貯蔵&脱穀詳細画像

コーヒー豆の生産プロセスの中でも重要な工程の一つが、生豆をチェリーやパーチメント(殻)から分離させる工程です。
イパネマ農園では、この工程で排出されたミネラル分に富んだパーチメントを農園の肥料として再利用し、コーヒーの栽培に適した豊かな土壌を育んでいます。

品質管理

品質鑑定士が厳格な目でコーヒー豆をチェックし、味づくりを行っています。

品質管理詳細画像

出荷

出荷詳細画像

イパネマ農園における社会・環境への取り組み

イパネマ森林再生プロジェクト「イペーアマレーロ」

2004年に生態系を回復・保護するために開始したプロジェクト。自然保護区画を増やす計画を立案し、植樹を実行しています。たとえば野生動物が生息しやすい環境づくりのため、森の回廊をつくり、野生動物が森をつたって移動できるようにしています。さらに、動物の生息数を報告する取り組みも実施しています。

さらに、EMCという研究施設をつくり、農園における活動がサステナブルなものになるよう、常にモニタリングしています。
例えば、農園内の植物と水資源を最適な方法で管理する技術の確立を通じて、20年間で40万本の苗木を苗床で育て、おおよそ2,000ヘクタールに広がる農園内の森林の緑化に使用することを目指しています。
そのために、テレメトリ・システムと呼ばれる、農園のトラクターをより効率的に運転することを目指したシステムも運用し、これによってムダな稼働時間や燃料を削減し、農園のサステナビリティ向上に貢献しています。

農園の様子(1)
農園の様子(2)

より健全な生態系を育むため、さまざまな在来植物の受粉を促進して生物多様性を高める活動をしています。その一環で保護区に200箱のハチの巣を設置し、自然の中でハチミツの生産を行っています。

ハチの巣の様子(1)
ハチの巣の様子(2)

インスティテュート活動

イパネマ農園では、労働者の働く環境を整える取り組みを実施しており、畑に仮設トイレや飲料水、テントの設置などを行っています。さらに社会への貢献のため、「イパネマ インスティテュート」という組織を発足し、農園近郊のコンセイサン・ド・リオ・ヴェルデの町に住んでいる従業員の子どもたちを受け入れ、学校の補習、スポーツ活動などを支援しています。そのほか、麻薬中毒、アルコール中毒の方の社会復帰の支援なども行っています。

インスティテュート活動の様子(1)
インスティテュート活動の様子(2)
インスティテュート活動の様子(3)
タネからコーヒーカップまで管理するという
気持ちでコーヒーづくりに取り組んでいます

イパネマ農園CEO
クリスティアーノさん

イパネマ農園CEO クリスティアーノさん

イパネマ農園では、お客さまのご要望にお応えするため、苗木用のタネ選びから、オーダーメイドのブレンド生産まで、すべての工程にこだわり、高品質なコーヒー生産に取り組んでいます。
私たちは、2004年にレインフォレスト・アライアンス認証を取得し、これまでに、40万本以上の原生林の植樹をはじめとした、多くのサステナビリティプログラムを通じて、コーヒー生産と生態系保全の両立の実現に取り組んできました。
最も重要なことは、お客さまに高品質なコーヒーを安定して供給することです。
お客さまに、サステナブルな方法で生産された私たちのコーヒーをおいしく味わっていただけるよう、これからも一貫した管理を徹底していきます。

所属や役職、記事の内容は、いずれも取材当時のものです