SDGsニュース

2017年6月1日

「夢を応援基金」の奨学生累計約900名が奨学金を終了しました

株式会社ローソンは、店頭募金や寄付つき商品等を通じ、東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島3県の学生の皆さんを奨学金とサポートプログラムで支援する「夢を応援基金(東日本大震災奨学金制度)」活動を行っています。

この春に奨学生155名が就職等で奨学金を終了し、累計で約900名の方が夢に向かって羽ばたいたことになります。2017年4月以降は、195名の方が高等教育機関(大学、短期大学、専門学校など)に通い、奨学金を継続されています。奨学金の終了に当たり、奨学生の皆さんから店頭募金等にご協力いただいた皆さまに対して御礼のメッセージをいただきましたので、その一部をご紹介いたします。

<岩手県出身>
■男性 22歳
私は母子家庭で、まわりの友人たちよりも経済状況はあまり裕福ではありませんでした。それでも専門学校での4年間で、勉強や部活に専念した学生生活を送ることができたのは支援者の方々、まわりの方々に支えていただけたからです。この4年間を糧に、これからは日々感謝の気持ちを胸に邁進していきます。ありがとうございました。

■女性 22歳
夢を叶えることができたのは、この奨学金があったからだと思っています。就職し、自分が目指していた職場で働けることに感謝しながらがんばります。これからは自分が、社会にそして地域に貢献することが最大の恩返しだと思います。ご支援いただき、ほんとうにありがとうございました。

■女性 22歳
多くの皆さまのご支援をいただきまして、ほんとうにありがとうございます。 震災後一時は、大学進学を諦めたほうがよいのではないか、と考えたこともありました。私が大学卒業までがんばることができたのは、皆さまのお力があってこそと、心より感謝申し上げます。皆さまに支えられたことを忘れずに、精進いたします。

<宮城県出身>
■男性 23歳
「夢を応援基金」は、単なるお金ではなく支援者お一人お一人の思いを含んでいます。だからこそ私は大学でつねに新たなことに挑戦することができ、ほんとうに充実した4年間でした。そして、第1志望の会社に就職できました。皆さんの愛がどれほど私を救い、どれほどの勇気を与えてくれたことかわかりません。私も皆さんのように大きな愛を分け与えることのできる大人になれるよう、一層の努力と挑戦と出会いを求めてがんばります。

■女性 22歳
4年間、ほんとうにお世話になりました。大学では幼稚園教諭免許、保育士資格、社会福祉士国家試験受験資格を取ることができ、社会人になりました。これからは、ローソン店頭の募金箱に少しずつ恩返しをしながら、後輩たちの夢を応援できる大人になりたいです。ほんとうにありがとうございました。

■女性 22歳
ありがとうございました。とても感謝しています。大学に通えたことは私にとってとても大事な出来事で、大学に進学したことで、自分の人生をかけてやりたい仕事が見つかりました。大学院に進学し、心理カウンセラーを目指します。心が弱くなったときに支えてあげられるよう、一生かけて身につけたいと思います。夢を応援してくださり、ありがとうございました。

<福島県出身>
■男性 22歳
夢を応援基金の奨学金をいただけたおかげで大学に行くという夢を諦めずに進学でき、そして卒業できました。学生の夢を応援し支えてくださるこの制度はほんとうに助けになり、希望をもつ機会にもなります。実際に、私も助けていただきました。ほんとうにありがとうございました。これからも夢をもった若い学生にどうか希望を与え続けてください。よろしくお願いします。

■男性 22歳
高校生のときに東日本大震災を経験し、被災地の復興と社会基盤を整備することが自分の人生の目標となり、現在の建設系の道へと進むことを決めました。被災直後には、経済的な面から進学に不安が残り、大学進学を諦め就職することも考えていましたが、この奨学金のおかげで、国立大学への進学、さらには大学院への進学と、自分の進みたい道を選択することができました。そして、自分の可能性を大きく広げることができました。心から感謝しています。

■女性 20歳
美容専門学校を卒業し、美容師への道へと進もうとしています。学生の間、毎月奨学金を送っていただき、ほんとうに感謝の言葉しかありません。そのおかげもあり、高校、専門学校でも無理不自由なく自分らしく過ごせました。これから社会人になる1人の大人として、次は私が震災で苦しんでいる人に恩返しをしていきたいと思います。6年間支えていただき、ほんとうにありがとうございました。

※年齢は、5月1日時点

【「夢を応援基金」(東日本大震災奨学金制度)とは】
東日本大震災で被災された学生さんの夢を応援するため、ローソンが2011年4月14日に創設しました。社会に出てから役立つ知識や技術を身につけて、諦めずに夢に向かってほしいという想いから、そして復興のためには、未来を担う若者たちの力が大切だと考えたためです。
ご本人やご家族が被災されたことなどにより、経済的な理由から就学が困難になった岩手・宮城・福島県の1,097名の高校生を対象に、2011年9月より最長7年間、月額3万円の奨学金(返還義務なし)を支給しています。
この基金は、お客さまやお取引先の皆さまにもご協力・ご支援いただいており、全国のローソン店舗に設置された募金箱お寄せいただいた募金やローソン本部の拠出金などでまかなわれています。

★「夢を応援基金」(東日本大震災奨学金制度)について、詳しくはこちら
※公益社団法人Civic Forceが運営しています。