マンスリーレポート
三鷹の森ジブリ美術館 2018年5月 マンスリーレポート
「土星座」の最新作を紹介! 『毛虫のボロ』大好評上映中!
虫には世界はどう見える? 宮崎駿監督が描く最新短編映画
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虫には光合成がどのように見えているのだろうか。葉っぱはゼリーのような味がするのかもしれない。宮崎駿監督はそうした想像をふくらませ、“ジブリの森のえいが”の10作品目となる『毛虫のボロ』を生み出した。
小さな毛虫のボロはボロギクから生まれ、初めて世界を体験する。そこには透き通ったキューブ状の空気や匂いが浮遊し、朝陽は棒状で浴びせかかるようにまぶしさを連れてくる。映画ではCGと手書きを融合させた表現方法が用いられており、CGによって動かされる立体物と背景画を組み合わせることで、人間の感覚とは違った“虫の目から見た世界”を描き出している。また、その背景画にもデジタル処理を施すなど、14分20秒の短編アニメーションのなかにさまざまな工夫や想いが詰まっているんだ。
この映画を見たら、虫や世界の見え方が少し変わるかもしれない。大好評上映中の『毛虫のボロ』は、映像展示室「土星座」で8月末まで上映予定。
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ボロの声から効果音まで タモリさんが1人ですべての音を表現!
『毛虫のボロ』の「声と音」を担当するのは、人気タレントのタモリさん。
ボロの声や歩く音から、カリウドバチの羽音、自転車を漕ぐ音といった効果音まで、すべてを1人で演じている。
宮崎駿監督が「タモリさんなくては、この映画は完成しませんでした」と語る唯一無二の音表現を味わおう。
Ⓒ 2018 Studio Ghibli
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※過去のマンスリーレポートにて掲載の内容に関しまして、既に終了しているイベント・展示・メニューがあります。
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