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マンスリーレポート

三鷹の森ジブリ美術館 2019年2月 マンスリーレポート

企画展示「映画を塗る仕事」展の見どころを紹介!水を表現するテクニックを味わおう

水を表現するテクニックを味わおう

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▲躍動感たっぷりのシーンの数々。それらを支える“彩色”の工夫がよくわかる

 アニメーションで生み出される架空の世界にリアリティを持たせるため、スタジオジブリは長きにわたって“水”の表現への試行錯誤を重ねてきた。企画展示『映画を塗る仕事』展ではその取り組みを、パネルを用いて紹介している。パネル「水面を塗る」では水面のきらめきや揺らぎ、しぶきといったさまざまな状態における彩色の方法が取り上げられている。“紅の豚”のポルコが飛行艇を駆るシーンでは、海面に青のラインを入れることによってスピード感が表現されており、“魔女の宅急便”のキキがほうきに乗るシーンでは、海にキラキラと反射する光が描かれ、空を飛ぶ爽快感が感じられた。こうした細かな工夫によって、画面はより豊かになっていくのだ。『映画を塗る仕事』展ではこうした数々の水の彩色、さらには光や材質の表現まで詳細に紹介している。作品への情熱が詰まった美しいセル画に、感動すること間違いなし!

スタジオジブリの彩色表現に影響を与えた“ビリービン”

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スタジオジブリの彩色表現に影響を与えた“ビリービン”
“もののけ姫”のアシタカとサンが水上に浮かび上がったシーンの水しぶきと波紋。こうした水の表現において、高畑勲、宮崎駿両監督に多大な影響を与えたロシア人の画家、イワン・ヤコヴレーヴィッチ・ビリービンの絵を見てみよう!

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水の動きの表現など、ビリービンの作品からいくつもの技術を学びとった

Ⓒ Studio Ghibli
© Museo d'Arte Ghibli

(月刊ローチケ3月号 掲載)


映像展示室「土星座」

※過去のマンスリーレポートにて掲載の内容に関しまして、既に終了しているイベント・展示・メニューがあります。
予めご了承願います。

チケットは事前予約制。ご購入はローソン店内のLoppi、ローチケHMV(オンライン)から!

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