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マンスリーレポート

三鷹の森ジブリ美術館 2023年12月  マンスリーレポート

イメージボードほぼすべてを展示  企画展示「君たちはどう生きるか」展を開催中!

手描きの絵の力と魅力を存分に感じられる
初の“美術館のような”展示

「君たちはどう生きるか」展

宮﨑駿監督が7年の歳月を費やして生み出した映画『君たちはどう生きるか』は、絵のほとんどが“紙”に鉛筆と絵の具で描かれた、近年では稀な手描きアニメーション作品。本展は、そんな“絵”をシンプルに展示した、企画展示となっている。絵のテクスチャや鉛筆の線の濃淡や汚れ、あるいは長い制作期間の中で壁に貼られ続けたことで退色し、煙草の煙で燻された黄ばみまで、デジタルではなく、実在する“もの”だからこその絵の力と魅力を感じてほしい。

▲「サギ男 最初に描かれた1枚」と「主人公 眞人」

▲基本設定が記された「鷺屋敷の庭」

ひとつひとつの絵をじっくり見てほしい

3期に分けて開催される本展。来年5月までは、「イメージボード編」となる。イメージボードは、構想段階の作品イメージを固め、登場人物や建物など、作品世界を共有する指針となるもの。主人公・眞人やサギ男から舞台設定まで、制作中に宮﨑駿監督によって描かれた、ほぼすべてのイメージボードが展示される。

Photo /村上宗一郎

(月刊ローチケ12月号 掲載)


※過去のマンスリーレポートにて掲載の内容に関しまして、既に終了しているイベント・展示・メニューがあります。
予めご了承願います。

◆チケットは事前予約制◆

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