マンスリーレポート
【NEW】三鷹の森ジブリ美術館 2025年9月 マンスリーレポート
1階常設展示室「作画室」―原画と動画の制作 アニメーションの醍醐味を感じられる作業机
常設展示室の中にある作画から編集までの仕事を詰め込んだ、スタジオ風の「作画室」。ここでは、原画と動画の制作についてが展示されている。例えばボールを投げる動作を描く場合、はじめと終わりのポーズの原画の間にどんな絵の動画を入れるといいのか。あるいは「歩き」や「走り」はどのくらいの枚数で表現すればいいのか。実はきまりはなく、ボールの重さや投じられるスピードであったり、年齢や性別、時代背景など表現したいものによって最適な枚数や描き方が変わってくる。そうしたアニメーションを「描く」「動かす」醍醐味を、ぜひ感じてほしい。
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◆ アニメーターのしごと例 ◆
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「絵が描けて、人や物の動きを理解し、表現できて、更に作業能力の高い必要がある」というアニメーターが、机に向かいながらどんなことを考えて描いているのかも、垣間見ることができる。
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スタジオジブリで使用されているタイムシートの解説。どのタイミングで絵を入れるのかなどが記されている。
◆ 透かしながら絵を描ける透視台 ◆
© 2011 Chizuru Takahashi, Tetsuro Sayama/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT |
蛍光灯の光をあてて、絵を透かしながら絵を描けるようになっている。絵を重ねてパタパタやると、絵が動いて見える。
© Museo d’Arte Ghibli
Photo /村上宗一郎
(月刊ローチケ9月号 掲載)
※過去のマンスリーレポートにて掲載の内容に関しまして、既に終了しているイベント・展示・メニューがあります。
予めご了承願います。
◆チケットは事前予約制◆