2002年6月度における全店総取扱高（=109,968百万円）前年比101.1%、既存店売上高前年比97.8％、全店平均日販488千円、既存店平均客数（＝817人）前年比97.6％、既存店平均客単価（=597円）前年比100.2％となりました。昨年の6月は「GLAY　EXPO」のチケット販売や「千と千尋の神隠し」プロモーションの効果があり、今年のハードルは高くなったものの、6月前半は天候にも恵まれ好調に推移しました。しかし、後半にかけて全国的に天候不良の日が続いたことが影響し、結果として前年比は-2.2％となりました。

後半に入り全国的に気温が下がったため、冷し麺や清涼飲料、アイスクリームが伸び悩みました。メーカーとの共同開発のアイス（明治　「カフェオレアイス」、ロッテ「カルピスフラッペ」など計4品）やオリジナルの「LAWSON茶葉厳選烏龍茶500ml」などの販売を開始しました。7月に入り、気温の上昇にあわせて品切れのない売り場作りをし、売上アップにつなげていきます。

米飯部門においては弁当・寿司はトレンド基調でした。おにぎりは5月31日の事件後、該当地域（仙台周辺）において当初、安定供給ができなかったことが若干売上に影響しましたが、本部の品揃え支援策実施により下げ止まりを図ることができました。今後、前年の売上レベルに乗せるべく品揃え強化に取り組んでいきます。

ベーカリー部門ではカレー専門店「バルチックカレー」とのタイアップ企画の揚げパンやオリジナル「トリプルハンバーグ」など夏場に指数が上昇する惣菜パンを積極的に投入し改善傾向にあります。

FF部門ではカップチキン20円引きの効果もあり、引き続き好調に推移しております。

この他に、6月度は即席麺《「大阪ふくちぁん」（大阪）、「つづみ」（飛騨高山）》、ワイン（サントリー「RATIO（ラシオ）赤3種類」）、およびデザート（山崎製パン「マンゴープリンロール」、「ナタデココヨーグルトクレープ」）などにおいてメーカータイアップ商品の販売を行いました。ワインにつきましては発売開始間もないため、今後の販売施策を通じて認知度の向上を図ります。

6月度はワールドカップの開催により、試合会場周辺にある店舗の売上は増加したものの、テレビ録画用のビデオテープの販売が急伸長した以外は全体にインパクトを与えるほどの効果は見られませんでした。

6月1日に組織改革を行いました。この改革では、中期経営方針「ローソンチャレンジ2004」に基づき、既存店の活性化を行うため、営業の最前線である運営ラインの加盟店への営業支援強化を重視しております。運営本部は、全国を19の運営部に細分化し管理密度を高めるとともに、スーパーバイザーの増員を行い加盟店支援体制を強化いたします。更に、運営ラインが営業に集中できる環境を整えるべく、「FCサポートステーション」を新設し、会計業務・オーナー相談・施設管理などの後方支援業務を集約し、加盟店サポート体制を強化いたします。

6月11日よりローソン店頭にて自社カード「ローソンパス」の入会受付を開始いたしました。

『環境保全・社会貢献活動への取り組み報告　2002』を発行いたしました。ローソンのライフサイクルフローに沿って、物流・店舗・本部それぞれにおける、環境負荷低減のための具体的な取り組み内容および成果をグラフなどを使用してわかりやすくまとめました。ホームページ上に掲載いたしましたので、ぜひご覧ください。