代表取締役社長 CEO
新浪 剛史
このたび当社は、2008年2月期第1四半期決算を発表いたしました。主な業績数値は下記の通りです。
◆ | 連結営業利益 | 106億円 (前期比99.8%) |
◆ | 連結経常利益 | 106億円 (前期比97.8%) |
◆ | 連結四半期純利益 | 40億円 (前期比79.8%) |
2008年2月期第1四半期の業績について詳しくはこちらをご覧下さい。
第1四半期においては、経営施策として既存店の強化を図るため、女性やシニアのお客さまをターゲットとした客層拡大を目指し、健康志向の商品開発や、生鮮食品を取り扱うローソンプラス店舗への改装を推進いたしましたが、
(1) | 従来型コンビニエンスストア(CVS)同士の競合激化に加えて、人口動態の変化と景況感格差により、地方での苦戦が続いたことにより既存店売上高前年比が99.4%と苦戦しました。 |
(2) | たばこ増税による売上増加や、米飯カテゴリーの売上低迷等により、荒利益率が31.3%と前年を0.2%ポイント下回りました。 |
(3) | 人財育成や採用強化による人件費増加や、ニューフォーマット子会社への注力など、中長期成長のための先行投資を行いました。 |
以上の結果により、連結営業利益はほぼ前年同期並みの結果となりました。
第2四半期以降も引き続き、既存店の強化を主眼とした下記重点施策に取り組むことで、通期計画の達成を目指します。
(1) | マチ(地域)に合った品揃えを実現するため、スーパーバイザー(経営指導員)やクルー(パート・アルイバイト)の人財育成を行うと共に、地域密着商品や生鮮・日配品、健康志向食品など、客層拡大に向けた商品開発を推進してまいります。 |
(2) | 2007年5月末で約430万人となったカード会員の更なる増加を目指すと共に、カードを活用した販売促進を推進してまいります。 |
(3) | 生鮮食品の導入によりマチ(地域)密着型マーチャンダイジングの実現を目指す、店舗フォーマット「ローソンプラス」への、既存店の改装を積極的に推進してまいります。 |
(4) | 出店基準を更に厳しくし、収益性の高い店舗の出店を目指してまいります。 |
私たちローソンは今後もROE(自己資本当期純利益率)を重視し、既存店強化により大量出店・大量閉店モデルからの脱却を進め、資本コストを超えた収益性の高い事業の推進を徹底してまいります。こうした資本効率向上への強い意思と、企業価値創造の努力に対して引き続きご理解とご支援をいただきますよう何卒よろしくお願いいたします。
平成19年7月4日
代表取締役
社長執行役員
新浪 剛史