既に新聞等で報道されております通り、平成14年5月31日に宮城・山形地区及び福島の一部のローソンで販売しておりました「直巻きおにぎり石焼風ビビンバ」の中に、異物が混入する事故が発生いたしました。
この事故により、株主、投資家の皆様に多大なご心配をおかけ致しましたことを、心よりお詫び申し上げます。
事故を起こした日本フレッシュデリカ(株)の製造商品はローソン店頭より全て回収し、以降の商品につきましては他の取引先より納品しております。
弊社といたしましては、今回の事態を厳粛に受けとめ、二度とこのようなことがないよう品質管理をより一層強化し、再発防止に万全を期して参ります。
事故の経緯、原因、今後の対応策、及び業績への影響に関し、現段階にて弊社が把握しております内容につき、以下、株主、投資家の皆様にご報告申し上げます。 新たなる情報や進捗及び対応がございましたら、追って、早急にご報告申しあげる所存です。
1. | 事故の経緯 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2. | 弊社の考える事故の原因 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今回の様な事故があった場合には、直ちに弊社に対し、日本フレッシュデリカ(株)側が報告の上、協議して判断をすることが必要でありましたが、それが守られませんでした。上記1-3)事故の経緯にあります通り、工場にて事故が起きたことを弊社が把握したのは、事故が起きてからほぼ1日近くたってからであり、しかもお客様が被害をお受けになった後でした。工場側が事の重要性を十分に認識し、必要な対処を実施しなかったことが、今回の事故の大きな原因であったと考えております。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3. | 被害を受けられたお客様の状況 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
被害を受けられたお客様の状況については、プライバシーの問題でもあり、詳細については、言及を控えさせて頂きたいと存じます。但し、弊社及び日本フレッシュデリカ(株)の両社にて、誠心誠意の対応をさせて頂きたいと存じます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4. | 今後の対処策 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
弊社としては、販売者としての責任を重く捉え、今回の事態を厳粛に受けとめ、早急に全国の弁当、おにぎり、調理麺、調理パンや惣菜等の製造工場における品質・製造工程管理の体制強化を徹底し、再発の防止を図ります。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5. | 業績への影響 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6月2日(日)18:00現在で、全国各地域における運営部長に対して行ったヒアリングによると、6月2日(日)における売上状況は、事故が発生致しました仙台を中心とする東北地方においては、米飯商品が充分に納入できていないことも要因となり、売上に少なからず影響が出ていると思われます。また、その他の地域においては、今のところ特に(事故の)影響は出ていないと考えております。中期的な影響については、今後の動向を充分に見極めた上で、更に詳細なる状況・データにつきご報告申し上げたいと考えています。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(ご参考)平成13年度におけるおにぎりの売上高 全国47都道府県:約600億円(平成13年度チェーン全店売上高の約4.7%) 東北地方(青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島総計627店舗-5月31日現在):約44億円 |
繰り返しになりますが、今回の事故により、株主様、投資家様に多大なご心配をおかけ致しましたことを、心よりお詫び申し上げます。今回の事態を厳粛に受けとめ、品質管理を一層強化し、再発防止に万全を期して参りますので、今後とも、皆様におかれましては、ご指導、ご鞭撻の程をよろしくお願い申し上げます。
平成14年6月2日
代表取締役
社長執行役員
新浪 剛史