ローソンの既存物流網(戻り便)を活用
東京都内の一部店舗で、4月1日(月)開始レンタル商品・EC商品の返却・返品サービス「スマリ SMARI」開始
2019年3月25日
三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長:垣内 威彦、以下「三菱商事」)と株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役 社長:竹増 貞信、以下「ローソン」)は、ローソンの既存物流網(配送後の戻り便)を活用し、レンタル商品やEC商品の返却や返品を受け付けるサービス「スマリSMARI」を、4月1日(月)より東京都内の一部ローソン店舗(約100店舗)で開始いたします。
スマリサービスの流れ |
専用BOXイメージ (高さ:135cm横:55cm奥行き:66cm) |
少子高齢化や共働き世帯の増加などの社会環境の変化に伴い、EC市場は年々拡大しています。中でも、レンタル・シェアリングサービス、返品無料といった付加サービスを提供するEC事業者の増加に伴い、レンタル商品やEC商品の返却・返品数の拡大が顕著となっています。一方、人手不足は物流面でも深刻な問題となっています。
三菱商事は、ローソンを通じた社会インフラサービスの拡充を進めており、今回、宅配に関する社会課題の解決に資する取組みとして、ローソンとの協業により本サービスの設計、開発を行いました。
ローソンは、全国に約15,000店舗あり、専用配送センターから多い日で1店舗あたり約7~8回商品を納品しています。2018年3月より、同じく既存の物流網を活用した「ローソンフレッシュピック」のサービスを開始し、現在東京都と神奈川県の約1,600店舗で行っています。今回開始するサービスは、納品後のトラックの戻り便を活用した取り組みです。専用BOXに入れられたレンタル品やECの返却・返品商品を、ドライバーが回収します。既存の物流網を活用するため、新たな人員の手配の必要がありません。また、専用BOXの利用のみで返品作業が完了する仕組みの為、店舗にとっては、返品に伴うレジ作業時間の削減が期待できます。利用者にとっては、宅配便の返品伝票への記入や店舗でのレジ待ちの手間が省け、簡単に短時間で返品することができます。同時に、EC事業者にとっても、返品方法の多様化による顧客満足の向上が期待されます。
三菱商事とローソンは、今後、お客様同士が直接やり取りを行うECサービスなど「スマリSMARI」で取り扱うECサービスの拡充や展開店舗の拡大も検討してまいります。今後もお客様にとって便利なサービスの展開を行ってまいります。
■「スマリ SMARI」サービス概要
(1)お客様が利用される対象サービスのサイトで取得されたQRコード*を、ローソン店内に設置し
た専用BOXにかざして読み取ります。
*QRコードは㈱デンソーウェーブの登録商標です
(2)専用BOXのドアが開錠され、同時にラベルが印刷されます。
(3)ラベルを対象商品に貼付し、専用BOXに入れてドアを閉めます。
*ラベルには、住所、氏名などの個人情報が印字されないため、プライバシーが保護された状態で返品配送が行われます
■取扱いECサービス※2019年4月1日時点
運営会社 |
サービス名 |
会員数(利用者数) |
株式会社エアークローゼット |
airCloset |
約22万人 |
CROOZ SHOPLIST株式会社 |
SHOPLIST.com by CROOZ |
約190万人 |
株式会社ロコンド |
LOCONDO.jp |
約157万人 |
※50音順 |