日本発の商品やコラボ店舗展開により売上も好調中国のロ―ソン店舗数が4,000店舗を突破
2021年9月10日
株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役 社長:竹増 貞信、以下「ローソン」)は、2021年9月10日(金)に中華人民共和国の遼寧省瀋陽市に店舗をオープンし、これにより、中国における店舗数が4,000店を突破しました。中国本土における日系コンビニエンスストアの中で、ロ―ソンの店舗数は最大です。
中国国内では、ローソンの強みである、デザート、サラダ等の健康関連商品、フライドフーズ、米飯などがお客様に支持されています。特に、日本のロ―ソンでヒットした「悪魔のおにぎり」や「バスチー」は中国でもヒット商品になりました。日本でも展開している「鬼滅の刃」をはじめとするコラボ店舗も好評で、お客様の来店要因の一つになっています。
またデリバリーサービスの展開やデジタル化により、コロナ禍で変化するお客様のニーズにも素早く対応しています。デリバリー事業では、昼の時間帯は弁当、フライドフーズ、デザートを中心に、夕夜間は飲料(お酒含む)、フライドフーズの売上が特に好調です。また、天候の変化や曜日に合わせた、現地のローソンアプリでの販促展開も売上増に寄与しています。
<悪魔のおにぎり売り場> |
<「鬼滅の刃」コラボ店舗外観> |
ローソンは上海市政府から招聘を受け、1996年に現地子会社(上海ローソン)を設立し、中国初の日系コンビニエンスストアとして上海市に進出しました。設立当初は現地企業との合弁会社として、日本で人気のあるおでんやおにぎりを中国に初めて持ち込み、現地に定着させました。2011年には、よりレベルの高い日本式のコンビニエンスストア展開を加速するため、ローソンの持分比率を85%まで高め、2017年に完全子会社にしました。
上海でのノウハウを生かし、2010年以降、現地子会社を設立し、重慶市(2010年)、大連市(2011年)、北京市(2013年)に出店しました。2014年からは、各都市で地場小売企業とのメガフランチャイズ契約(※1)を推進し、出店エリアと店舗数の拡大を加速させてきました。また、パートナー企業が本部機能を持ち、指定エリアにおける運営開発全般を担うエリアライセンス契約(※2)を推進しています。これにより、中国の店舗数は急速に拡大し、2017年2月に1,000店舗、2019年1月に2,000店舗、2020年10月に3,000店舗を突破しています。
(※1)現地子会社が地場小売企業と契約を結んでの出店方式です。
(※2)ライセンス先のパートナー企業が本部機能を持ち、商品開発・物流管理から、店舗開発・
加盟店募集・ 運営管理まで、指定エリアにおけるフランチャイズ運営全般を担う出店方式です。
ローソンは今後も中国において、エリアライセンス契約や各地でのメガフランチャイズによる出店を強化し、2022年度に6,000店舗、2025年度に10,000店舗への拡大を目指します。
■中国でのローソンの歩み
1996年:上海市政府から招聘を受け、現地子会社(上海ローソン)を設立し、
中国初の日系コンビニとして上海市に進出(7月)
2003年:中国100店舗突破(1月)
2010年:重慶市に出店(現地子会社設立)
2011年:遼寧省大連市に出店(現地子会社設立)
2012年:浙江省に出店(現地子会社による)
2013年:北京市に出店(現地子会社設立)
2014年:江蘇省に出店(メガフランチャイズ契約)
2014年:中国500店舗突破(12月)
2016年:湖北省武漢市に出店(エリアライセンス契約)
2017年:中国1,000店舗突破(2月)
2018年:安徽省合肥市に出店(エリアライセンス契約)
2019年:中国2,000店舗突破(1月)
湖南省長沙市に出店(エリアライセンス契約)
天津市に出店(現地子会社設立)
遼寧省瀋陽市に出店(現地子会社設立)
2020年:河北省唐山市に出店(メガフランチャイズ契約)
海南省海口市に出店(エリアライセンス契約)
中国3,000店舗突破(10月)
2021年:中国4,000店舗突破(9月)
■中国における出店状況 (店舗数は2021年9月10日時点)
|
店舗数 |
上海市およびその周辺地域 |
2,092 |
重慶市 |
420 |
遼寧省(瀋陽市、大連市) |
415 |
北京とその周辺地域 |
278 |
湖北省(武漢市など) |
478 |
安徽省(合肥市など) |
152 |
湖南省(長沙市など) |
99 |
海南省(海口市など) |
66 |
中国合計 |
4,000 |