2015年4月1日

　本日（2015年4月1日）入社式を執り行いました。下記は株式会社ローソン 代表取締役社長 玉塚元一の新入社員へ向けたメッセージを要約したものです。

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

現在、少子高齢化や世帯人員の減少、共働き世帯の増加など、マチの風景がどんどん変わっています。ネイバーフッドストア（ご近所の店）で安心した品質の商品が欲しいというニーズが益々高くなります。業界では、大手への集中が進む中、ブランド力・調達力・投資力の競い合いが激しくなりますが、個店競争力の高さがもっと大事です。個店競争力を高めるためには当たり前のことをどれくらい当たり前の高いレベルでできるかが肝心で、それがお客様からの評価につながります。

皆さんは素晴らしいタイミングで入社しました。今年の6月14日にローソンは40周年を迎えます。重要なのは40才になったローソンがどんな売場、どんな商品に進化するかをお客様に実感していただくことです。

 

コンビニエンスストアはフランチャイズビジネスです。ぜひ加盟店と共存共栄の信頼関係を築き、ローソンのブランド力と顧客満足度の最大化を図るために、目標を共有して、チームワークを大事にしてほしいと思います。チームワークの本質は各自の役割をプロとして高いレベルで全うすることです。コミュニケーションをよく取り、一緒に目標を達成してください。

 

私が皆さんに期待しているのは依存型ではなく、自立型の人間になることです。依存型人間は矢印を他人に向け責任逃れをするが、自立型人間は自分に矢印を向け、目の前の壁と向かい合い、最高の結果を出すために努力を惜しみません。成長していく人間と成長しない人間の差はまさにここにあります。

そして「先延ばししない」ことです。今日できることは今日中にやる、その日に分からないことはわからないままにしない、その姿勢で仕事に取り組むことが非常に大事です。そうすれば、皆さんの成長のスピードが速くなります。

 

皆さんが入社して、これからいろんな壁が立ちはだかりますが、真摯に向かい合い、結果を出すことにこだわってください。必ず回りの誰かが見ているので、チャンスが来ます。

この40周年のタイミングでローソンに入社した皆さん、ぜひ一緒にローソンというバスに乗って、会社の目指すビジョン、向かっている方向を共有して、 “みんなと暮らすマチ”を幸せにできるよう頑張りましょう。

 

本日はおめでとうございました。