2022年 新年のご挨拶
2022年1月4日
あけましておめでとうございます。 まずは加盟店オーナーの皆さん、クルーさんをはじめローソングループで働く全世界30万人の仲間と2022年のお正月を迎えられたことに感謝したいと思います。コロナ禍という未曽有の出来事の中での皆さんの創意工夫と尽力に敬意を表します。 今年も1月1日はローソン創設者・中内さんの墓前に伺い、コロナ禍を乗り切ってきたことを報告し、更なる大変革、大成長を誓いました。
世界は新しい資本主義への転換と感染症拡大という2つの事象を前に激動の時代となっています。大量生産・大量消費の時代は終わり、カーボンニュートラルでサスティナブルな生産と消費に軸足を転換していかなければいけません。また、格差社会や国益第一主義も大きな課題となっています。オリンピックパラリンピックに象徴されたダイバーシティを推進し、一人ひとりの個性や価値観を大切に、みんなが活躍できる社会を作ることが必要です。
また、コロナは行動様式・価値観の大きな変容をもたらし、今やそれは当たり前となっています。Eコマースによる便利さ、リモートワークによる効率化など、コロナ下で培われたデジタル化はアフターコロナに於いてもさらに拡大していくでしょう。このDXをいかに推進していけるかが成長の鍵となります。
一方、私たちローソンは、日本で14,500店、海外5000店、世界でおよそ20,000店のリアル店舗を持つリアルの小売業です。その店舗を核に、商品はもちろん、エンタテインメント、金融サービスなど、デジタルを活用したサービスを提供しています。そしてそれを支えているのが30万人の仲間です。「リアル」と「デジタル」と「30万人の仲間」、これこそが私たちの事業なのです。
そして、このリアルとデジタルと30万人の仲間で、企業理念である「みんなと暮らすマチを幸せにする」ことを目指していくこと、それが私たちの存在意義です。私たちには“変化対応”と“便利さ”という強みが有ります。新しい生活様式や価値観に合わせていかに変化し、新しい便利さを提供できるかどうか、まさに今ローソンの真価が問われているのです。
この2年新型コロナウイルスと戦う中で、大変革実行委員会を立ち上げ、グループの変革に挑んできました。今、我々は前始末万端です。ローソンのDNAである“攻めのチャレンジ”で、今年は厳しく結果を出していきたいと考えています。
一人ひとりのお客さまから「ノーローソン、ノーライフ」と言っていただけるように。
今年も明るく・楽しく・元気に。みんなと暮らすマチを幸せにしていきましょう。
2022年 元旦
株式会社ローソン 代表取締役 社長 竹増 貞信