基本的な考え方
ローソングル―プはグループ理念「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」に基づき、マチに存在する一店一店がマチを幸せにするための活動に取り組んでいます。それは「誰一人取り残さない」というSDGsの貢献につながります。SDGsが目指す世界の実現に向け、お客さま、マチ、地球のために何ができるかを真剣に考え、FC加盟店の皆さん、そしてグループ一丸となって社会課題の解決にチャレンジしていきます。
自治体と連携した地域協働事業の推進 ―包括協定の締結―
ローソンは、全国各地の自治体と「包括協定」を結び、マチの活性化及びマチの皆さまにとってより住みやすい環境をつくるための事業を、各自治体と協働して行っています。自治体との包括協定を通じて、マチに密着した店舗の運営やマチの食材を活かした商品の開発、福祉・子育て支援、観光振興、災害対策など、さまざまな地域貢献活動を積極的に進めています。また、一部の自治体と連携して、アンテナショップを展開しています。日本各地に広がるローソン店舗のネットワークの力で、日本中のマチを元気にしていきます。
● 包括協定締結先(2021年7月末時点)65自治体(45道府県、20市町村)
自治体名 | 契約締結日 | 観光・PR | 県産品・食 | 福祉・子育て | 環境貢献 | 防犯・青少年 | 災害 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
北海道 | 2008.02.21 | - | ● | ● | ● | ● | ● |
青森県 | 2008.12.15 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
岩手県 | 2008.06.23 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
宮城県 | 2009.07.27 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
秋田県 | 2009.10.26 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
山形県 | 2010.11.08 | ● | ● | ● | ●(2008.05.30) | ● | ● |
福島県 | 2010.05.10 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
札幌市 | 2010.03.18 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
旭川市 | 2014.03.11 | ● | ● | - | ● | ● | ● |
さっぽろ連携中枢都市園 (12市町村) |
2019.07.12 | ● | ● | ● | ● | ● | - |
函館市 | 2019.11.22 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
自治体名 | 契約締結日 | 観光・PR | 県産品・食 | 福祉・子育て | 環境貢献 | 防犯・青少年 | 災害 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
茨城県 | 2013.11.08 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
栃木県 | 2011.04.26 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
群馬県 | 2012.09.13 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
埼玉県 | 2008.06.30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
千葉県 | 2010.05.12 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
新潟県 | 2009.09.09 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
山梨県 | 2008.06.24 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
長野県 | 2007.09.19 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
横浜市 | 2009.05.21 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
自治体名 | 契約締結日 | 観光・PR | 県産品・食 | 福祉・子育て | 環境貢献 | 防犯・青少年 | 災害 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
富山県 | 2006.08.09 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
石川県 | 2008.11.27 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
福井県 | 2007.03.07 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
岐阜県 | 2009.03.31 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
静岡県 | 2008.09.22 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
愛知県 | 2009.10.05 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
三重県 | 2006.04.24 | ● | ● | - | - | ● | ● |
自治体名 | 契約締結日 | 観光・PR | 県産品・食 | 福祉・子育て | 環境貢献 | 防犯・青少年 | 災害 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
滋賀県 | 2015.03.26 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
京都府 | 2014.01.23 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
大阪府 | 2009.07.07 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
兵庫県 | 2009.05.27 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
奈良県 | 2014.04.14 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
和歌山県 | 2003.08.01 | ● | ● | - | ● | ● | ● |
神戸市 | 2014.03.10 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
自治体名 | 契約締結日 | 観光・PR | 県産品・食 | 福祉・子育て | 環境貢献 | 防犯・青少年 | 災害 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
鳥取県 | 2006.05.01 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
島根県 | 2009.03.13 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
岡山県 | 2011.02.08 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
広島県 | 2012.07.12 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
山口県 | 2011.09.26 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
徳島県 | 2006.12.04 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
香川県 | 2008.03.13 | ● | ● | - | ● | ● | ● |
愛媛県 | 2012.02.21 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
高知県 | 2007.10.31 | ● | ● | ● | - | ● | ● |
自治体名 | 契約締結日 | 観光・PR | 県産品・食 | 福祉・子育て | 環境貢献 | 防犯・青少年 | 災害 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
福岡県 | 2013.03.13 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
佐賀県 | 2006.09.30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
長崎県 | 2008.07.09 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
熊本県 | 2007.12.17 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
大分県 | 2007.05.09 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
宮崎県 | 2007.06.04 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
鹿児島県 | 2007.09.14 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
沖縄県 | 2007.07.10 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
北九州市 | 2015.08.25 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
福岡市 | 2011.04.22 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
熊本市 | 2012.11.21 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
● 自治体との包括協定における主な取り組み項目
-
観光振興・PR
県の広報誌や観光情報を掲載したチラシの設置等
-
地元の産品・食材の拡販
地元の産品や食材を使用した“地産地消”の商品開発や“地産外消”の推進
-
福祉・子育て支援
乳児のミルク用お湯の提供、授産施設の商品販売等
-
環境貢献
レジ袋削減への取り組み、緑化や清掃活動への参加等
-
防犯・青少年の育成
スポーツ振興による子どもたちの健全な成長の支援
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災害対策
物資の調達や帰宅困難者への支援
全国各地のお店でSDGsへの貢献につながる
「マチを幸せにする」ためのさまざまな取り組みをしています。
グループ理念・事業方針「3つの約束」は、SDGsへの貢献であるとともにマチの幸せにつながります。全国各地のお店で取り組んでいる「マチを幸せにする活動」事例をご紹介します。

小学校の授業に協力し、
リモートインタビューに回答しました
品川支店 大井町駅前店 オーナー
永尾 一郎 さん

2021年9月に、小学校からの依頼で生活科の授業に協力し、子どもたちからのリモートインタビューに回答しました。
東京都品川区立鮫浜小学校の2年生は「まちが大好き たんけんたい~地域やそこで働いている人々について考え、自分たちの生活はさまざまな人や場所と関わっていることを知る~」というテーマで町を探検しているそうですが、コロナ禍で大勢での店舗訪問が難しいことから、3クラス計87人を対象にリモートでインタビューを受けました。
コロナ禍以前は職場体験を受け入れていましたが、今回は「リモート」という新しい形で小学生の皆さんと関わりました。これからはこういった時代になっていくのかもしれませんね。
「ローソンのミルク缶の由来」「お客さまがいない時にどんな作業をしているか」「レジの後ろにある商品はどうやって買うのか」など、さまざまな質問をいただき、楽しい時間でした。今回の授業に参加していた児童が、数日後にお店に買い物に来てくれて、とてもうれしかったです。



地元の医療機関におにぎりなどを寄付しました
多摩支店 八王子大楽寺町店 オーナー
島本 剛 さん

2021年1月1日(金)から3日(日)にかけて、東京都の八王子市医師会を窓口として、地元の診療所などの医療機関(計14施設117人)におにぎり・デザート・お茶を寄付しました※。新型コロナウイルス感染症が拡大する中で尽力されている方々に向けて、「八王子エリアで、何ができるか」を考えて、オーナーの有志6人で実行したものです。医療従事者の皆さんからは、感謝の言葉とお気持ちをいただきました。
いま、医療従事者の皆さんは、なかなか休みもない中で懸命に医療を提供してくださっています。感謝の気持ちをお伝えしつつ、私たちもマチのため、インフラとしてがんばらなくては、と改めて痛感しました。
※事前に本部と連携の上、配達時には商品の温度管理などに細心の注意を払いながらお届けしました。
■参加店舗とオーナーの皆さん
・八王子大楽寺町店 島本剛さん
・西八王子駅前店 近藤博実さん
・八王子散田町四丁目店 鈴木大介さん
・八王子東町店 谷崎純一さん
・八王子四谷町店 光賀邦夫さん
・八王子長沼町店 阿部幸夫さん

コンビニ健診で地域住民の
健康な生活をサポート
兵庫東支店
有限会社ハーモニー
福井 智康 さん

2014年から、尼崎市内の3店舗の駐車場で、「コンビニ健診」を実施しています。年2回実施し、1回当たり20人から50人の方が健康診断を受けており、年々受診人数が増えています。また、店舗の近くの住民の方から要請があり、健康セミナーでの講演も実施しています。私自身、幼いころからマチの方々にお世話になっており、ローソンを通して恩返しができることに喜びを感じています。マチの皆さんがいつまでも健康でいられるよう、今後も取り組みを進めていきます。



小学校の道徳の時間に出前授業を実施
佐賀・久留米支店
株式会社 S.P
マネジメントオーナー
高柳 秀則 さん

店舗近くの小学校からの依頼で、経営者の立場から道徳の授業で、ルールを守る大切さ・重要さを伝えています。「万引きをするということは?」を題材に、なぜ悪いことなのか、結果として自分やまわりの人に何が起こるのか、双方向コミュニケーションを意識しながら子どもたちに伝えています。今では店長も率先して参加することで、マチへの貢献の場が自らの組織の社員育成にもつながっており、とても感謝しています。また、子どもたちには、ローソンをより身近に感じてもらえるようになったのではないかと思います。


子どもたちからの感想文
移動販売でマチの方のお買い物を便利に
多摩支店 青梅東青梅四丁目店 オーナー
齋藤 均 さん
東京都青梅市との「買い物環境向上に対する連携協定」に基づき、毎週水曜日と金曜日に、食料品や日用品など約300品目を移動販売用のトラックに積み、中山間地域の成木地区の10ヵ所で販売しています。日々の買い物に不便を感じている方々の、買い物環境の向上に貢献できないかとずっと考えてきたことを今回実現でき、うれしく思っています。感激したことは、初めて降雪で移動販売を中止した日に現地を視察すると、すべての販売場所がきれいに除雪されていたことです。これからも、引き売りが商いの原点であることを意識しながら、お客さま・行政関係者・自治会関係者などの皆さんが幸せになるための挑戦を続けていきます。

齋藤オーナー(中央)と店舗専従者

毎月の清掃活動や商品の配達でマチとお客さまを幸せに
青森西支店 弘前国吉店 店長
船水 直子 さん
店舗をオープンしてから毎月1回、店舗の2km範囲で清掃を実施し、道路の脇や畑の中まで、すべてのごみを拾うようにしています。ユニフォームは着用していませんが、気がついたお客さまから声をかけていただくことも。とてもうれしいです。また、店舗周辺の10km以内にスーパーマーケットがないため、ローソンが最寄りの購入場所となっています。配達用の車で、デイサービスの拠点に毎月3回、配達しています。心待ちにされている方が多く、やりがいを感じており、これからさらに宅配に力を入れていきたいと考えています。店舗の経営理念である“すべてに『感謝』と『ありがとう』”を実現できるよう、従業員一同でこれからもがんばっていきたいと思います。

配達用の車の前で、船水店長(左)と川崎クルー
「2020年度加盟店SDGs表彰」受賞店舗事例

地域の子どもたちも先生方も喜んでくれています
松本支店 松本笹部店
オーナー 百瀬 康正 さん

牛乳パックを
トイレットペーパーに有効活用

牛乳パックを集めると学校で使うトイレットペーパーに交換してもらえると聞き、マチカフェで使用している牛乳パックを洗って乾かし、小学校へ寄付しています。少しの手間で喜んでもらえますから、他店でも実践してほしいと思い、活動を継続しています。ほぼ1年間続け、約2,000パックを贈呈しました。


クルーさんはお客さまからの「ありがとう」に感動していました
東京東支店 田端六丁目店
オーナー 田丸 幸子 さん

コロナ禍で楽しみを失った
子どもたちに喜びを届ける

コロナ禍でストレスをためる子どもたちや親御さんの助けになればと思い、小学生以下の子どもを対象に、コピー機で出力できるぬりえを配布し、持参してくれたら、おかずコロッケ、シャボン玉をプレゼントする企画を行いました。近隣の飲食店が協賛してくださり、シャボン玉の代金の半額を負担いただき、店内のポスターで企画を告知しました。



さまざまな取り組みを地域の方とともに実践してきました
山梨支店 南アルプス三郡店
店長 武川 美和 さん

女性ならではの目線で、
地域の子どもたちの未来を支える

保育園の遠足の際は、先生の名前を記した昼食を配達。小学校ではイベント時に店舗のトイレや駐車場をご利用いただきました。中学校では職場体験の受け入れや出張授業を行い、高校には体育祭での飲料の配達や文化祭の屋台へ参加するなど、女性目線で地域に密着した貢献をしています。


毎年授業のあとは全生徒からお礼のレポートをいただいています
岸和田支店 河内長野三日市駅前店
オーナー 佐藤 喜美夫 さん

ローソンを通して環境が学べるように、小学校への出張授業を17年間継続

17年間継続して、小学校3年生への出張授業と店舗視察の受け入れを実施しています。授業では、ローソンのグループ理念から、発注システムなどの店舗の仕組み、募金やリサイクル活動などの社会貢献活動についてお話をしています。今後も活動を通じて、子どもたちが環境について考えるきっかけになればと思っています。



お客さまからの「ご苦労さま」の声がなによりの励みです
大阪中央支店 道頓堀店
オーナー 中野 泰博 さん

安全で安心なマチになるように、
美化活動と活性化の企画を実践

道頓堀商店街や地域の地蔵尊の美化活動を定期的に行っています。また、建設局、警察、区役所の立ち会いのもと、違法看板への指導や、放置自転車等啓発指導員として啓発指導を行い、安全・安心なマチづくりを率先しています。コロナ禍で苦戦する商店街の活性化のための企画立案などもしています。


今後は障がい者や高齢者の施設へも訪問できればと考えています
岡山西支店 倉敷福田店
オーナー 豊島 力 さん

地域の学童たちに、おにぎりや
オリジナル菓子をプレゼント

2020年、ローソン本部での学童保育施設へのおにぎり配布の際、不足分のおにぎりを急きょ厨房で作ってお届けしました。これをきっかけに学童保育施設からおにぎりの注文をいただくようになりました。そのお礼に夏休みやクリスマスには、子どもたちのおやつとしてお菓子を10ケースほど差し入れしました。


「わければ資源、混ぜればごみ」を子どもたちと学んでいます
宮城南支店 亘理山元店
オーナー 遊佐 宗之 さん

交通安全、美化活動、環境対策で
地域コミュニティに貢献

1997年3月から、月2回の朝1時間、交通指導隊員として子どもや高齢者の方の横断を支援する活動を行っています。また、店舗から南北500メートルの国道のごみ拾いを定期的に実施しております。店舗で分別する資源ごみによる収益金は全額、町立の小学校と中学校に半分ずつ寄付しています。


移動販売は地域住民の方々の安否確認や社交場にもなっています
愛媛東店 西条ひうち店
オーナー 藤田 友明 さん

地域に暮らすお買い物が不便な
方々へ移動販売を実施

もともと移動販売は、電力会社の工事現場のみで実施していましたが、買い物が不便な地域や介護施設2ヵ所へも販売を拡大しました。地元の民生委員の方々と協力して足の不自由な年配のお客さまなどへ、日配食品・飲料・菓子・ベーカリーを中心に販売を実施。移動販売を通して、地域へ貢献しています。


お客さまからの「いつもありがとう」のお言葉が励みになります
神奈川東支店 逗葉新道長柄店
オーナー 芝田 明和 さん

御用聞きも実践する
高齢者施設への移動販売

高齢者施設へ移動販売車でうかがい出張販売をしています。車いすのお客さまが多いため、常温で保存が可能な商品は、テーブルに並べてお求めいただきやすいように工夫をしています。オーナーと店長の2名で訪問することで御用聞きが可能となり、なるべくお客さまのご要望に応えるようにしています。


お客さまからの「ご苦労さま」のひと言にマチとのつながりを感じます
京阪奈支店 亀岡馬堀店
オーナー 山内 昌昭 さん

学びの場としても、
地域に役立つ店舗づくり

中学2年生を対象に、3日間の職場体験を受け入れています。生徒さんには1日5時間のコンビニ業務を体験してもらい、毎回「よい体験ができた」と喜ばれています。活動を通じて地域の中学校とのつながりが強くなりました。また、毎日の近隣住宅まわりの清掃活動、川や商店街の定期清掃へも参加しています。


※所属や役職、記事の内容は、いずれも取材当時のものです