ニュースリリース

科学的根拠に基づいた温室効果ガス削減目標の認定に向け「SBTイニシアチブ」にコミットメントレターを提出

2022年9月15日

株式会社ローソン(本社:東京都品川区、代表取締役 社長:竹増 貞信)は、気候変動対策への取り組みを加速させるため、ローソングループの温室効果ガス削減目標がパリ協定に整合しているとの認定を受ける「SBT認定」(※1)の取得を目指し、認定機関の「SBTイニシアチブ」(※2)にコミットメントレターを提出しました。

 ローソンは地球環境を守る取り組みの一環としてパリ協定の「1.5℃目標」達成に向けて、今後2年以内に、ローソングループの目標を策定し、SBT認定取得を目指し気候変動対策を進めてまいります。

※ 1:SBT:Science Based Targets(サイエンス・ベースド・ターゲット、以下SBT)。パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標のこと。年に4.2%以上の削減を目安として、5年~10年先の目標設定が求められる。

※ 2 WWF(世界自然保護基金)や環境課題に取り組む国際的NGOであるCDP、WRI(世界資源研究所)、UNGC(国連グローバル・コンパクト)によって共同設立した国際的イニシアチブ。気候変動による世界の平均気温の上昇を、産業革命前と比べ2℃を十分に下回る水準に抑え、また1.5℃に抑えるという目標に向け、科学的知見と整合した削減目標を設定することを推進している。 

 ローソンは、社会課題・情勢等に鑑み、当社の創業50周年に当たる2025年及びSDGsの目標年である2030年をターゲットに、社会・環境面に関わる目標(KPI)を設定し、達成に向けて取り組んでおります。さらに、脱炭素社会の形成及びSDGsが目指す姿に貢献すべく、環境ビジョン「Lawson Blue Challenge 2050! ~“青い地球”を維持するために!~」としてより高い目標(CO2排出量削減、食品ロス削減、プラスチック削減)にチャレンジしています。

■環境ビジョン「Lawson Blue Challenge 2050!」概要



<ご参考>CO2排出量削減の主な取り組み

・CO2冷媒の冷凍・冷蔵システムの導入
 2010年度からフロンを排出せず、省エネルギー効果も高い「ノンフロン (CO2冷媒)冷凍・冷蔵システム」の導入を開始。現在約4,800店舗に導入しています。(2022年8月末)


・AIによる店舗配送ダイヤグラムの最適化
 2021年10月より、群馬県の常温・冷凍の配送センターから管轄店舗約400店舗に向けた配送に、AIにより作成 した最適な店舗配送ダイヤグラムを導入することで、CO2排出量削減の取り組みを進めています。群馬県の配送センターでのシミュレーション上では、配送台数を約8%削減、CO2排出量を約7%削減できることが確認できました。


・水素を燃料とした燃料電池小型トラックの導入
 2021年7月より、水素を燃料とした燃料電池小型トラックを東京都大田区の配送センターに導入しました。東京都内のローソン約20店舗への弁当やおにぎりの配送に使用し、走行実証実験を行いました。